2008年釣行記
11月2日 徳島燐友サーフさんのキス釣り大会に参加。徳島の浜での大会は初めてでしたが、砂紋バスターの性能を確かめつつ

大会を楽しめました。


11月2日は全日本サーフ、徳島協会の徳島燐友サーフさんが開催されるキス釣り大会に私とくにさわさんの2人で参加させてもらいました。

北近畿から四国へは遠そうに感じますが、距離は約200キロ弱、その道程の殆どは高速道路なので所要時間は3時間も有れば

楽に行けます。2日の0時に出発し、舞鶴若狭道、中国道、山陽道、徳島鳴門道を利用し、鳴門市到着が2時半。

大会会場に行く前に夜食を食べに行くと、高知の山中さんたちも食事中で、「今日下見した人の情報では1色以内の近くで

ピンが多いそうな・・」と情報を教えてもらいつつ、大会会場まで先導してもらい、会場着が4時。暫く仮眠し、

5時に受付を済ませました。

幸い穏やかな天候で風も弱く、早速浜を眺めると

凪で良い感じ。

皆で談笑しつつタックルの準備をします。

今大会は3人1チームでの大会で、重量制。

クジで誰とチームを組むのかワクワクしながら

抽選の結果を待っていると・・
何と私は関東から遠征して来られた力石さんと

静岡から来られた水野さんと一緒の組に

なりました。

キス釣り界では名手で知られた

お二人と同じ組になり、

嬉しくも有り、「これはマッタリと釣り

なんぞ出来ないぞ・・足を引っ張らないように

頑張らねば・・」と気を引き締めて大会に

臨む事になりました。
くにさわさんは高知の名手堀川さんと

大西さんと一緒のチームで

「お上手な選手と同じチームで緊張しますわ・・」

と言いつつ、同じチームとなった皆さんに

昨日の下見の状況を教えてもらい、作戦会議。

6時半に競技説明が有り、その後浜に出て

思い思いの場所に散ります。

私は昨日下見をされた高知の堀川さんと

吉永協会長が好釣されたと聞き、

お二人に付いて行く事にしました。

2人が一目散に会場エリアの右端に向けて

走られ、南端の旗の手前にポジションを

取られたので、声を掛け、幸い堀川さんの隣に

入らせてもらいました。
浜は砂が細かくて

小型のキスが多そうで、堀川さんに聞くと

「昨日釣れたのは1色以内、力糸の範囲でも

7連、8連で釣れたじょっ」と聞き、

流れも弱そうなのでいきなり砂紋バスターを

力糸に接続して7時の開始時間を待ちます。

「難じゃその怪体な天秤は・・」と

投げ釣り界では堀川天秤の製作者で知られた

堀川さんに笑われつつ、釣りサンデーの

「爆釣」ステッカーを巻いた

天秤にキススペ4号の8本針を接続。

イシゴカイを針いっぱいに刺していると開始時間

となり、先ずは2色に投げて堀川さんとの

バトル開始となりました。
1投目、隣ではいきなり堀川さんが6連で

先針には良型も掛けておられ、

先制バンチを食らいましたが、

見ていると半色あたりでアタリが出たら、

追い食いを待つ間は引くのを止め、

じっと道糸の張りを保つだけで待っておられ、

頃合を見て引き上げると5〜6連で釣られて

おり、「判ったそ・・・」と私も同様にして釣る事に

しました。

半色あたりで

超高感度の砂紋バスターがアタリを伝えて

くれたので、後は、ブルルッ、またブルルッ・・と

キスが1匹、また1匹と追い食いしてゆくのを

確認しつつ殆ど引かないで我慢します。

頃合をみて引き上げると6連で良い感じ。

型は小さいですが、今日は数を稼がねば

重量が増やせないパターンのようで、

堀川さんに引き離されないように

そして周囲の釣れ具合も注視しつつ

試合を進めてゆきます。
浜は3〜4メートル間隔で選手が並び、

私もお隣の北陸の田中さんと交差しないように

気を付けながらぼつぼつと釣ってゆきますが、

大会で近くで食う時はすぐにキスは散るもので

堀川さんも小移動しつつ良く釣れるラインを

模索中。時には4人で良く食うラインを

接近してさびかれ、WWGGと楽しそう。

一方私はぼつぼつと食わせていたので、

最初の場所から殆ど動かず、

堀川さんや吉永さんの動きを注視しつつ

さびいてゆきますが、堀川さんの言われるとうり、

今日のキスは釣れる場所を確認したらそこで

止めておかねば追い食いしません。

かなり神経質なキスが多く、

天秤をゴトゴトと引くとすぐに散ってしまい、

まばらにしか針に掛かりませんでした。
そこで、先ずは2色に投げて着水直後は

早巻して海面を滑るように砂紋バスターを

1色半まで引き寄せてから、着底させます。

その後ユックリと食う距離まで引き寄せたら

止め気味に引きつつアタリを待ち、

一発目が掛かったら

完全停止。道糸の張りを僅かに保つ程度として

天秤を立たせ、ふわふわと仕掛けを海底に

漂わせていると追い食いのアタリが出る・・

我慢して暫く待ち、頃合いを見て引き上げる・・

の繰り返しで先行される堀川さんを追撃。

周囲が殆ど釣れなくなり、吉永さんを含めて

殆どの選手が

移動してゆかれる状況下、私と堀川さんとは

殆ど動かず、我慢の釣り。

大会終了1時間前になると、

独走状態で釣られていた

堀川さんにも殆ど

釣れなくなりましたが、

何とか私は素針が少なくぽつり、またぽつり・・

と2〜3連で釣り続ける事が出来ました。

やがて終了10分前、

「もう釣れないからおしまいじゃっ」と

堀川さんが片付けを始められ、

焦りますが、またアタリが出たので、

「これで最後まで我慢しよう・・」と待っていると

周囲には選手が殆ど居なくなって

プレッシャーが弱まったのか、久しぶりに

活発な追い食いのアタリ。(~o~)

5分前まで我慢しつつ止めてから、引き上げると

5連。(^_^)v

堀川さんに、「ワシが掛からん時間に

なって往生してるのに、あんたは

尻上がりに良う掛けたのぅ・・

釣り方を盗まれたなっ」と笑われつつ、

納竿となりました。

どうやら砂紋バスターは前回の大会でも

そうでしたが、渋い時間帯に強みを発揮して

くれる、「後半追い上げ型」のオモリかも

知れませんなっ。

私の釣果。29匹で堀川さんとほぼ同様の結果

まで追い付く事が出来、周囲ではまずまず

釣れたほうだったので、

大会での結果はともかく

満足出来ました。
しかし・・次から次から良型が沢山釣れた

浜の北エリアからは数多くのキスが提出され、

私の結果は500グラム台だったので平均点で

終わりました。

同じ組の力石さんは1200グラム以上と

ダントツの釣果で「さすがだぁ・・」と

皆がビックリ。見ると良型が多く、

本部よりも北側では良型が数多く釣れたようで、

今回も場所選びに失敗しましたが、

堀川さんの釣りをジックリと教えてもらいましたし、

共に自作天秤を使ってのバトルも出来、

結果はともかく充実して楽しめた大会でした。

大会はチーム戦の他に数を競う個人戦も有り、

数を釣った選手が名乗り出て、

玉入れの玉数を数える方法で

検量。結果70匹以上も釣られた選手も居られ

素晴らしい・・」

ここでも力石さん、横山さん、北陸のカンちゃん

さんたちが素晴らしい成績で、盛り上がった

大会でした。
やがて表彰式。

私達のチームは

力石さんがダントツでしたが、

私は平均点、残念ながら水野さんは釣れない

場所で苦労されたようで、

総合成績4位でした。10位以内で入賞賞品も

獲得出来ましたが、

殆ど力石さんのお陰でした・・(~o~)

って事で今大会も徳島燐友サーフさんの

スムーズな進行とお気遣いで

とても楽しい大会でした。

今大会でも多くの皆さんとの交流が楽しい

大会で、帰り際には力石さんから

「私も砂紋バスターを作ってみようかなと思って

います」と声を掛けられたので、

「これ使って見て下さい」とデルナータイプを

お渡しし、使ってもらう事になりました。

次回お会いした時にどんな評価をもらえるかが

不安でも有り、楽しみです。

って事で今回は徳島での初めての大会に参加させてもらいましたが、

浜は美しく、平坦で投げやすく、快適にキス釣りが楽しめました。

大会も徳島燐友サーフさんのお気遣いが素晴らしく、スムーズな運営で

皆さん楽しめたようで、WWGGと交流も多く、なごやかな雰囲気のまま最後まで楽しませて頂きました。

帰りは北陸の皆さんやくまさん、経ヶ坂さんたちと徳島ラーメンを味わい、

帰路はくにさわさんにハンドルを任せてプチ反省会をしつつ、帰宅しました。